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二番蔵(貿易館)

輸入品の変遷

オランダ貿易で長崎に輸入された商品は、生糸、反物(たんもの)、薬種、荒物(あらもの(雑貨))に大きく分けられますが、その割合や内容は時代によって異なります。
初期は生糸が輸入品の中心でしたが、江戸中期以降は砂糖が主力商品になりました。
反物は、ヨーロッパ産の毛織物や中国産の絹織物のほか、インド、東南アジアの綿織物などが輸入されました。


更紗(さらさ)

更紗とは、平織りの木綿布に手描きや型付技法などで花柄や幾何学文様などを染め上げた布のこと。
その美しい文様で人気を集め、数多く輸入されました。
敷物や着物などのほか、風呂敷や帯、煙草入れや財布などの袋物にも用いられました。


遺構公開

二番蔵では発掘調査によって、19世紀初めに建っていた土蔵の基礎石を公開しています。この石や周りの土は江戸時代の情報を未来に伝える大事な文化財です。復元工事では遺構を砂で保護した上にコンクリートの耐圧盤を設け、その上に建物を建てています。

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