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ここの一階は土間になっており、倉庫として、秤と分銅、木炭、砂糖などの不良品が置かれていました。
この秤はオランダの伝統的な天秤です。
1851(嘉永4)年に来航したオランダ船船長デ・コーニングの「私の日本滞在記」などを参考に、19世紀初頭の家具調度類を再現してあります。家具をすべて壁際に並べるのが、この時代のスタイルです。
船長が自分の船大工に作らせた簡易ベッド。今より小ぶりな大きさで、当時はのびのびと寝たわけではなく、小さなベッドに大きな枕を置き、上半身を少し起こした状態で寝ていました。
1821(文政4)年、出島で亡くなった一等書記官ヘルマヌス・スミットの財産目録をもとに、当時の商館員の居間と寝室を再現しています。
娯楽品として折りたたみテーブル上にある覗き眼鏡は、鏡とレンズを通して立体的な映像が楽しめるようになっています。
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